『ちひろさん』まじで怖すぎる

今話題の『ちひろさん』を観た。

色々とあり、ちょっと観なきゃいけないかもみたいな状況になったので観ましたが、普通に怖い映画だった。ぞっとした。

この言葉を自分で使うのは初めてですが、これがミソジニーということなのかと思った。

悩むのも、悲しむのも、耐えるのも、なぐさめるのも、助けるのも、癒すのも、全て女の役目だよな〜^^という考えが滲み出ていて、気持ち悪かった。

これ観て「心が温まりました」とか言ってる人は、どういう環境で生きてきたんだろう?

 

飲み会とかでセクハラされても笑顔で受け流すあの感じがずーーーーっとまとわりついている世界だった。

ちひろさんに会いたい」とか言ってるやつも、大丈夫か? 「ちひろさんみたいななんでも受け入れてくれる人に甘えて癒されたい」ってことだよね。すごく綺麗な話のようにして、怖いよ。

 

ラストで結局ちひろさんはそれまでの土地を離れるけど、それって「これ以上ここにいたらめんどくさそう、なんか良くなさそう」と思っているからじゃないのかな?

そこまで含めて“女の人は何かをしてあげて、何かに耐える側になる場合が多いから、みんな考えを改めようね”っていうメッセージだと思うのって、ポジティブすぎる??

これならいいんだけど...。

 

一番最悪なのは、“これ以上ここにいて、周りの人に甘えるわけにはいかないから遠くに行こうってちひろさんは思って離れた”のパターン。さすがにないよねこれは...。

 

ちょっとどこまでをメッセージとして捉えればいいのか分かんないからアレですが、観終わったあとの第一印象は、“ゾッとする”でした。

 

あまりに蔓延っているので久しぶりに書きました。

 

追記

あらすじ

Netflix 映画『ちひろさん』が2023年2⽉23 ⽇(⽊・祝)にNetflix にて全世界配信&劇場公開 きっと彼女に、会いたくなるー。 ちひろは、海辺の小さな街にあるお弁当屋さんで働く元・風俗嬢。ちょっと口が悪くて、マイペース。そして自由。そんな彼女は街では浮いている。へんな”おとな”だ。でもなんでだろう、彼女に会いたい。ひとり母の帰りを待つ小学生、本音が言えない女子高生、そして無口なホームレスのおじさん・・・・ちひろの優しくない言葉と素っ気ない態度が、さびしくて不思議とあったかい。この不思議を体験しに、さあ、ちひろさんに会いに行こう。

フィルマークスのあらすじより↑

ちひろさんに会いに行こう”なんで、完全にアウトでした涙

 

いや、これは疲れた現代人の心の拠り所になるための映画ってこと......?

だとしてもそれを女性に押し付けすぎているからよくないか。

ええなんなんだこれ...。途中で死体埋めるしよお涙

 

あと別の人のレビューをみて、みんながちひろさんを否定しない、むしろ神様みたいに崇めている思想の偏りもたしかにキモいなと思った。

なんか、都会じゃありえないよなあ...