メイク・マイ・ハッピー

先日、ある人から「平日は会社に行って家に帰って寝るだけで、つまらない」と電話口で愚痴をこぼされた。

「うーん、週に一回は高いランチをするとかどう? 私は結構それでテンション上げられる」

「あー。でもどうせ一人で食べるわけだし、そこまでお金はかけられない。お金かけても楽しいと思えない。誰かと食べるご飯や飲み会にお金は出せるけど、一人の飯にはお金だせない」

「そっか・・・・」

「ていうかそもそも、一人で何かしてて楽しいとかって特にない」

「そっか・・・・」

私は何もいい提案が浮かばなかった。

じゃあなんだ、このコロナ禍で一人で幸せになるために、その人はどうすればいいんだ。

っていうか、一人で幸せが始まって終われない人って、どうなんだ。いや良い悪いとかではもちろんないんだけど、なんだかそれってキケンなニオイがする。と、いらぬ考えが頭を巡った。

 

私は、自分のことが好きでキライだ。

前のエントリみたいに、あ〜ぜーんぶ投げ出して生まれ変わってやりなおしたい! と思う時もあるけれど、それ以上に自分でいたいと思う時の方が今のところは多い。

だから、もっと自分でいたいと思えるように、自分にかけるお金も惜しまない。

週に一回はちゃんとした1500円超えランチを食べるし(それ以外の日はよくオオバコを食べてます)、たまに高ぇ服を買うし、たまに○○○○に行って色んなメンテナンスをする。

ランチの1500円って別にお金をかけてるレベルじゃないだろと感じる方ももちろんいると思うけど、私的にはお金をかけてます。(私は実家じゃなきゃ生活できないだろって感じの薄給で編集の仕事をしているのです)

 

 

自分にお金をかけることに対して、もったいないという気持ちはイチミリもない。10万円のワンピを買う時、15万円の施術をする時、今私こんな大金を払って大丈夫だろうか、そろそろ真面目に貯金をしたり、もう少し節制した方がいいのでは、と無い他人の目や世間体のようなものをたまに意識してしまうことはあるけれど、自分に遣うお金は基本的には惜しまない。

 

一人で幸せになれることも、たくさんある。

毎朝ビューラーで95度くらいまでまつげを上げること、アイラインを長めに引くこと、そのままクラブに行けるテンションの格好で出勤すること、セルフでジェルネイルをすること、休みの前日の仕事帰り、コンビニでハイボール濃いめロング缶と、二度と買わなさそうな謎に高い惣菜を買って夜な夜な晩酌をすること、部屋の電気を暗くして、ブランケットにくるまりながらマンガを読むこと、こうやってブログを書くこと とか。

誰かと会うのも好きだけど、一人の時間も結構好き。というかなきゃ無理。最後に友人と飲んでから半年以上経ったけど別にもう慣れたし、今のところは寂しくない。もちろん友達に会えるなら会いたいし飲みにも行きたいけど、別に無くても大丈夫。

 

けど、自分にお金をかけるのがもったいないと思う人、一人では幸せになれない人ももちろんいるわけで。それが悪いだなんてもちろん思わないし自分には関係ないからどーでもいいんだけど、友人に「どうせひとりでご飯食べるなら楽しくもなんともないんだから、できるだけ安く済ませたい。一人じゃ何やっても楽しくない」と言われた時、どう返せばよかったんだろう。

 

お節介にもなりたくないし、でもこの状況だと心配な気持ちもあるし、でも他人だしどうでもいいし、どうでもよくないし。

未だに正解が見つからない。現に、一人じゃつまんないから私に電話をかけてるわけで。

 

何かいい案があったら教えて欲しい。

私は結構考えている。みんな幸せでいてほしい。

エラソーかな。