ブッダブランドが流れている。わたしはキーボードを叩いていた。

41日前の下書き↓

 

 

仕事中、だいたいいつもラジオを大音量で誰かが流している。

放送局は多分いつも適当だ。

そして、知らない人が出ていて知らない曲が流れているラジオは、すごく心地よい。

意味や理由を何も考えないで聴ける。

 

でも今日は違った。

知ってて好きな曲が流れた。

ブッダブランドの新譜をまだ聴いていなかったのだけど、すぐに分かった。

その瞬間、完全に意識が目の前の原稿から離れた。

 

聴こう聴こうと思ってた新譜を、こんな形で聴くことになるとは。

必死に指を動かしながら、キーボードを叩きながら、耳はラジオへ向いていた。

 

社会人になってから、楽器を触らなくなってしまった。新しい音楽への熱心な気持ちが、少しだけ冷めてしまった。

 

でも、今日のおかげで、また音楽の良さに気付けた。

 

水川かたまりがお笑いのある世界に生まれて良かったと言うなら、

私は音楽のある世界に生まれて良かったと言いたい。

 

 興奮冷めやらぬ、帰りの電車内より。