BaseBallBearについてのこと。
私が音楽に目覚めるきっかけになったのはスーパーカーとの出会いだったんだけれども、その出会いのきっかけを作ってくれたのがBaseBallBearだった。
中２かそれくらいの時に聴いていたラジオ「SCHOOL OF LOCK」でベボベを知り、友達から「深呼吸」を借りて、なんだこれは！！！となって、ベボベが影響を受けているアーティストを色々探しているうちにNUMBER GIRLに出会い、ナンバガと同時期にブイブイいわせてたバンドにスーパーカーというのがいて・・・という感じで今に至る。
好きなバンドはたくさんあるけど、ベボベとスーパーカーは変わらず聴いている。
スーパーカーは私が出会った頃にはすでにレジェンドだったけど、ベボベだけがリアルタイムで生だ。大学生になってからも新譜は聴くようにしていたけれど、湯浅が抜けてからあまり聴かなくなってしまった。彼のギターのないベボベはベボベじゃないとさえ、今でも少し思う。
今日はなんとなく聴きたい気分になり、「光源」を流している。これはなんだろう。誰だ。「すべては君のせいで」のイントロはベボベっぽくて、ひと昔前っぽくていいけど、そのあとシンセが聞こえたり、他の曲ではエレピの音がしてなんか泣きそうになった。私がベボベを好きな1番の理由の、同期モノを使わないで同期モノっぽい音を出すというのがすっかりなくなってしまっているではないか！！
他の曲もすごく新しいなって感じがして・・・なんだろうこれは・・・。
今流行りのいろんなバンドとは明らかに違う感じがするけど、でもこうじゃなくて・・・。湯浅がいたらまずこういう曲はないよなとか、ここも全部ギターだったよなとか、そういう・・・。あ〜。
でも「Low way」、「SHINE」とかは割とベボベっぽいか。まあ「SHINE」の最初のギターの音はもっと抜けててもいいし、ギターソロも湯浅だったらもうちょい違うのだっただろうなと思うけど。。
でも「SHINE」以降は割と私が知ってるベボベっぽい。「リアリティーズ」のギターは湯浅っぽい、湯浅じゃないけど、私はこういう泣いてるみたいなギターが大好きなんだよ。「Darling」の曲調の変わり方はベボベだよな。ただフェードアウトして終わるのは違うといいたい。
結局自分が懐古厨なだけかもしれないんだけど、自分の青春が一つ終わったような感じがしてすごく寂しい。それだけです。高校の補習の帰り道、一人で制服のままスタジオコーストで見たあのライブも、日比谷ノンフィクションも、他のライブも忘れない。あの頃の音も忘れない。忘れられないよ〜。
私の音楽の趣味に影響を与えたのはスーパーカーだけど、青春そのものとか生活に影響を与えたのはベボベなんだよ。あ、あとDUBという言葉を知ったきっかけも。
まあでも、そりゃメンバーも年をとって考え方とか変わるだろうし、ずっと同じようなことをやっているバンドがすべていいとは限らないし、プライマルスクリームとかXTCとかみたいにいつも誰だよ！みたいな事をやっているのもいいと思う。ジザメリはどのアルバムもジザメリでまたかよって思うし。
自分がまだベボベに対して思うことが中学の頃と変わらないだけなのかな。
終わり方よくわからなくなってしまいましたが、これはラブレターです。
最後に好きなアルバムを書いておきます・・・。
「High Color Times」
通称ハイカラ。表題曲は6分くらいあるんだけどずっといい。初めてこれを聴いた時はびっくりして、ぼーっとしちゃうような感じになった。夕方ジェネレーションからここら辺まではかなりナンバガの影響がすごい。
「C」
これもいいアルバム。「SEVENTEEN ROMANCE」を聴いたのが私がワウ大好き芸人になったきっかけ。未だ自分が演奏で踏んだことはない・・・。ベボベってこんな感じなんですよ、と紹介するのにふさわしい一枚だと思う。
「（WHAT IS THE）LOVE ＆ POP」
ウケるかつベボベらしくて、シュッとしてるのにこじらせてる、全部コミコミのアルバム。「LOVE LETTER FROM HEART BEAT」はずっと最高な曲。1番好きといってもいいくらい・・・。ギターがとにかくいい。歌詞もいい。
あと曲だと
「PARFECT BLUE」
「初恋」とかがいい。
「君はノンフィクション」もこじらせててキモくていいです。ベボベ史上初シンセ、岡村ちゃんプロデュース。岡村靖幸とベボベの相性はなぜここまで良いのか・・・。そしてこのシンセは嫌じゃないのはなぜ・・・。
以上！ながいな。
