昨日会社へ向かう途中、唇にピリッとした痛みを感じてなんかおかしいなあ思っていたんだけど、
会社に着いてお茶を飲んだ瞬間に舌の付け根に激痛が走って、思わず声を出しそうになった。
「舌 痛い」「舌の付け根 痛み」で検索してみると出てくるのは舌癌、舌癌、舌癌、、、
頭がすうっと冷たくなる感覚。
そうこうしているうちに、今度は下顎が痛くなってきた。嚥下するときに痛くなることに気付いた。
触ってみると、いやいや、ええ、すんごい腫れてる。
急いでトイレに駆け込むと、やっぱり腫れてる。目で見てハッキリとわかるくらい、ボコっと。
ああ終わったな、と思った。
病院嫌いの私が急いで診てもらわなきゃと思うレベルだった。
でお昼。
社長に誘われてランチに出かけたけど舌の付け根〜首が痛くて美味しいはずのクロックムッシュの味がほとんど分からなかった。
嚥下したり咀嚼したりすると腫れている箇所がどんどん熱を帯びてきた。
でも会社に戻って数時間経つと、なぜか腫れが引いてくる。夕方にはだいぶマシになってて、なんだコレはと。
今度は「首 リンパ 腫れ 食べると痛い」「首 リンパ 腫れ すぐ引く」で調べた。
それで自分の症状に合致したのが「唾石症」という病気だった。
どうやら唾液腺に石が詰まって、炎症を起こしているらしい。
石が小さければ自然に出るのを待って、大きければ手術で取るらしい。しかも全身麻酔で。
いやいや・・・と思いつつ、その日は眠りについた。
そして今朝、やっぱり痛みがまだあるのでイライラして朝からたくさんお菓子を食べてしまった。
食べれば食べるだけ痛くなるだけなのに。
腫れもまた大変なことになった。
でもやっぱり病院に行くのが嫌で、沈んだ気持ちのまま下北に行った。用事を済ませて、1人ブラブラしていた。
ああ痛いなあと思いながら舌を動かしていたら、急に唾液の洪水が起きて、痛みが引いていった。
口から垂れるほどではもちろんないけれど、洪水レベルだった。
そして唾液を飲み込むと、何か硬いものが口内にあることに気付いた。
まさか!
駅のトイレに駆け込み、ぺっと手に吐くと石が。
黄色ががった石だった。
なんだこれと、なぜかすこし面白くて笑いそうになった。
絶望の淵からたった1日半、私の大きな不安は2ミリほどの小さな石のおかげで消えた。
またいつかできるかもしれない。
石が体内にできるって最悪なんだけど、出てきたときまた私は少し笑ってしまう気がする。
あと思い出したのが、昔VOWで読んだ漫画のこと。
尿路結石の主人公の日常を描いた漫画で、詳しいストーリーは忘れてしまったけど...
最後の方、石がぽろっと出てきたのに、なぜかそれを寂しく思った主人公がまた石をもどすシーンがあった。
絶対やりたいと思わないけど、なんとなく、本当になんとなく気持ちだけは分かる。
あれ書いたのだれだっけ、蛭子さんだったっけなあ...。
読み返したくなった。
追記0804
喜国雅彦さんの漫画でした。