余韻に浸ろうとする

いつかのこと

 

楽しみにしていたことが終わった

始まれば終わりがあり、終われば始まりがまたあるし、それをこれからも繰り返していくんだけど、私はどうしても終わりたくない気持ちのほうが始まりを待つことよりも強くなってしまう。

今日も結局自力で終わらせられなくて、強制終了を待った。

自分で終わらせるのがなんだか悲しくて、終わりを待った。

直後、ミスってるかもとも思うけど、仕方がないというかなんというか。私はずっとこうなんだろうなと少し思うし、今までもそうだったとも思う。

楽しいことはずっと覚えていたい、繰り返し思い出したい。でもいつでも今が一番楽しいだろうとも思ってる。最高を思い出しながら最高の期待感をキープしていたいと思ってしまう私は、とんでもなくわがままだ。貪欲でもある。

 

一人でいることが苦手だ。苦手というか、飽きたというか、もう十分だと思う。

でもおそらく、こう思うのはみんなじゃないだろうし、少数派だろう。

同じくらいさみしがりやで一人の時間が苦手な人と一緒にいたらまあ楽だろうけど、地獄絵図になる。弱い部分だけを認め合って慰めあうのは何も生まないと思うから。だから自分と似ている人と一緒にいることは、私はしなくてもいいことだと思ってる。

自分には無いものを認め、自分にはあって相手に無いものを認め、それを交互に繰り返していくことのほうが私はしたいし、大事だと思う。

どうして自分以外の人と関わるのかということの理由もそれなのでは。

私は知っていることを何度も復習して確信を得るより、知らないことを知って、その上で自分の知っていることをもう一度考え直すほうが圧倒的に好きだ。

色んなことを知ってどうするのというのは、それはその方が面白い場面に出くわす機会が増えるからということだけ。面白いことは多いほうがいいじゃん。

 

余韻にひたひたに浸ってズルズルと夜を迎えるのはなんだか悔しいから、とりあえずこうして書き出してみると、少しだけすっきりしたような気持ちになる。

 

今日も暑い。