はてなブックマークのトップページで、こんな記事を見つけた。
読んでて少し寂しい気持ちになったのは本当だし、私の知っている渋谷と今の渋谷に何となくギャップを感じていることは事実だ。
東洋経済の記事にもあるように、渋谷から発信されるカルチャーは減りつつあると思う。渋谷にしかないものがどんどん少なくなってきている。今の渋谷で幅を利かせているのはチェーン店ばかりだというのも、その通りだとしかいいようがない。
渋谷には何でもある。欲しいものの大体は揃うだろうけれど、渋谷にはないものが渋谷から離れたところで生まれつつある。
私が知っている渋谷と今の渋谷、それから自分と渋谷の間にギャップを感じ始めたのは、やはりパルコの休業が大きい。
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この記事でもパルコについて熱く語っていますが、あれからもう1年経つのか。
1年経った今でも、やっぱりパルコみたいななんとなく暇だから寄っても何か面白い発見がある、みたいな場所ってなかなかないよなあって思う。
何にもなくても服見ればいいし、ギャラリーXに行けば何かしらの展示はやってるし。ラフォーレが近いのかもしれないけど、何かラフォーレほどお店が入ってるとしんどくなるし、パート1とパート3に分かれてたことがやっぱり良かったのかな。
あと、シブカル祭やってたのって今くらいの時期だっけ?パルコが休業して以降のシブカル祭情報はほとんど知らないからわからないけど・・・あのビルまるごとカルチャー!ってなってるの本当に好きだった。
そういえばギャラリーXで大島智子の個展やりますね。そこでやるのはすごく嬉しいんだけど、個人的にはやっぱりパルコの中の、B1にあったギャラリーXでやってほしかったなとか思っちゃう。
そう、それで思い出したのが、私が始めて大島智子のことを知った時のこと。
たぶん渋谷のタワレコのリニューアル直後、「普通の女の子がラップする」みたいな文言のPOPを見て思わず視聴して、youtubeとかで検索した記憶がある。それが泉まくらで、泉まくらのジャケを書いてたのが大島智子だった。あれからラップ聴くようになったんだっけ?まあ私がサンクラにあげてるトラックとラップはかなり泉まくらの影響を受けてる。それは間違いない。誰にも教えてないけど・・・。
高校生の時の放課後はそんな感じで過ごしてだ。
始めて人間関係に行ったのも多分その頃。
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今でも変わらず通ってる。
うわー、渋谷ってめちゃくちゃ私の青春じゃん。
青春は今でも続いてる。
初めて路上で泣きそうになったパルコ跡地近くのAKIRAのイラストのところも、あの日の待ち合わせも、キャバクラのスカウトされたのも、あの子とたまたますれ違ったのも、全部渋谷だ。
私の住んでるところから出られる、一番近い大きな街が渋谷だからそりゃそうなんだけど。それにしても色々と思い出がありすぎる。
だからお終いになってほしくない。ずっとずっとあってほしい。
別に好きじゃないけど、なくなったら私は寂しいよ。
ヒカリエができて、パルコがなくなって、キャストができて、またパルコができて、他にもズンズン高層ビルが建っていくだろうけど、変わりすぎないでほしい。ヒカリエまでの連絡通路の途中にある2027年までの再開発計画の映像みる度少し寂しい気持ちになってしまうんだよ私は。廃れるよりずっといいのはわかってるんだけどね。
今はくるりの東京聞いています。私は今日も渋谷へ向かう。